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ホーム > 報道発表 > ほ場環境に応じた農作物への放射性物質移行低減対策確立のための緊急調査研究の成果について


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プレスリリース

平成25年7月9日

農林水産省

ほ場環境に応じた農作物への放射性物質移行低減対策確立のための緊急調査研究の成果について

農林水産省は、放射性物質濃度の基準値超過が発生している農産物の生産上の課題に対応するため、米、大豆、そば、牧草への放射性物質の移行に係る要因の解明及び対策の確立等に機動的に取り組み、その研究成果を取りまとめました。

1.研究の目的

農林水産省は、放射性物質濃度の基準値超過が発生している農産物の生産上の課題に対応し、その対策基盤の確立に資するため、総合科学技術会議の主導の下、平成24年度科学技術戦略推進費「ほ場環境に応じた農作物への放射性物質移行低減対策確立のための緊急調査研究」により、農作物への放射性物質の移行に係る要因の解明、基準値超過要因の地理的分布の把握等に取り組みました。

2.研究の概要

放射性物質濃度の基準値超過が発生していることから、作物中の放射性セシウム濃度が高まる土壌の要因を解明するほか、基準値超過発生防止のための対策技術や分析法の開発を行うこととしました。

(1) 作物の放射性セシウム吸収に及ぼす土壌要因の解明

[研究内容]

放射性セシウム濃度の基準値超過が発生したほ場等から、土壌や子実、牧草等の収穫物を採取し、作物の放射性セシウム濃度と土壌分析結果との関係を調査しました。

[研究結果]

ア.土壌の交換性カリ含量が低いほ場では、水稲と同様に、大豆・そばにおいても、土壌の交換性カリ含量を高めるためのカリ施肥が放射性セシウムの吸収抑制対策として有効であることが明らかになりました。(別添1)

イ.草地更新後の牧草中の放射性セシウム濃度は、土壌の交換性カリ含量が低い黒ボク土草地で高まりやすいことが明らかとなりました。(別添2)

ウ.土壌の交換性放射性セシウム濃度は、玄米、大豆、そば、牧草中の放射性セシウム濃度と相関があることが明らかとなりました。(別添3)

エ.牧草の放射性セシウム濃度に影響する要因と推定された土壌の放射性セシウム固定力を表す指標(RIP)の地理的分布や、粘土鉱物組成等RIPを決定している要因を明らかにしました。(別添4)

(2) 籾すり機内での玄米汚染防止対策技術の開発

[研究内容]

籾すり機内に残留していた異物の混入が原因と推定される玄米の汚染事例の発生を踏まえ、籾すり機の洗浄方法について検討しました。

[研究結果]

汚染されていない籾を籾すり機に投入後、一定時間循環運転し、汚染の原因となる異物を玄米とともに排出する方法(とも洗い)で、籾すり機内での放射性セシウムによる玄米の汚染を防止できることを明らかにしました。(別添5)

(3) 農業用水用放射性セシウム分別分析法の開発

[研究内容]

水の中の放射性セシウムの存在形態によって水稲の吸収に及ぼす影響が異なることが示唆されていることから、玄米の放射性物質濃度に対する流入水の影響の検証を可能とするため、水に溶けている放射性セシウムや浮遊する土壌粒子、有機物等に吸着・固定している放射性セシウムを分別して分析できる方法の開発に取り組みました。

[研究結果]

現場で簡便に利用でき、低濃度でも田面水やかんがい水等の中に溶けている放射性セシウムや浮遊する土壌粒子、有機物等に吸着・固定している放射性セシウムを分別して分析できる方法を開発しました。(別添6)

3.参画機関

本研究は、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構、独立行政法人 農業環境技術研究所、独立行政法人 産業技術総合研究所、国立大学法人 東京大学、福島県、宮城県、岩手県、栃木県、茨城県の農業・畜産試験場が協力して実施しました。

お問い合わせ先

農林水産技術会議事務局研究統括官(食料戦略、除染)室
担当者:中谷、古賀
代表:03-3502-8111(内線5840)
ダイヤルイン:03-3502-2549
FAX:03-3502-4028

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