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農林水産省農林水産技術会議事務局では、国民に広く農林水産分野の研究開発についてご理解いただくため、農林水産研究開発レポートを発行、配布しています。
今回は、近年、イノシシ、シカ、サル等の野生動物による農林業被害が農山村における過疎化・高齢化等を背景に増加してきており、中山間地域を中心に極めて深刻な問題となっていることから「野生動物による農林業被害を防ぐ技術」を発行いたします。
平成11年6月には、科学的かつ計画的な野生鳥獣の保護・管理を目的に「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」が改正され、野生鳥獣の生息数を適正なレベルにコントロールするなど、生息・被害実態の把握に基づいた施策が各地で実施されています。
こうした状況を踏まえ、農林水産技術会議としましては、被害発生要因を究明するとともに、より効果的な防除技術を開発するため、平成13年度から5か年計画でプロジェクト研究「野生鳥獣による農林業被害軽減のための農林生態系管理技術の開発」を推進してきました。
一方、農林水産省生産局では、平成18年3月に「野生鳥獣被害防止マニュアル」(http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/cyoju/index.htm)を作成し、特に、被害が深刻化しているイノシシ、シカ、サルについてその生態行動と被害防止対策についてまとめております。そのため、本レポートは、この野生鳥獣被害防止マニュアルを踏まえ、農林水産技術会議のプロジェクト研究の成果等を主体にとりまとめました。