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みなさんはスーパーマーケットに買い物に行った時、「遺伝子組み換え」と書かれた商品のパッケージを見たことがありますか? すべての生物は細胞からできていますが、細胞の中には、生物ごとに決まった1セットの遺伝子が含まれています。遺伝子は生物の設計図のようなもので、DNAという物質でできています。遺伝子は、生物がうまく生きていけるように、年齢や環境に応じて細胞内で必要なタンパク質を作らせ、生命活動を支えています。 外から有用遺伝子導入遺伝子組み換えは、ある生物の役に立つ遺伝子を取り出し、同じ生物あるいは別の生物へ導入することにより、改良しようとする生物にまったく新たな性質を持たせる技術です。遺伝子組み換えは農作物の品種改良にも利用され、農作物に外から遺伝子を組み入れることによって、人間にとって有用な性質を持つ農作物に改良します。外から農作物に組み入れる遺伝子には、農作物が元々(もともと)持っている遺伝子を使う場合もありますし、細菌や動物など農作物とは無関係な生物の持つ遺伝子を使う場合もあります。 現在開発を行っている遺伝子組み換え農作物には、ビタミンなど新たに栄養成分を作る米など、直接私たちが食べるものや、害虫に強いトウモロコシなど、ニワトリやブタのエサになるものがあります。また、有害な物質で汚染された土地をきれいにできるよう改良した植物や、バイオエネルギーを取り出しやすいように改良した植物など、私たちや家畜は食べないが私たちの役に立つ遺伝子組み換え植物もあります。現在、これらの実用化に向けて研究が進められています。 (文:農林水産技術会議事務局 研究専門官 菅野 正治、 |