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色米(紫黒、赤など)田んぼアート?

漫画で説明

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最近、町おこしの一環で、赤、黄、紫色の穂や葉を持つイネで田んぼに絵を描いた「田んぼアート」を見る機会が増えました。米を収穫することが目的ではなく、鮮やかな色に染まった穂や葉を観賞して楽しむ稲で「観賞用イネ」といいます。観賞用イネは、田んぼアートの他(ほか)、生け花やドライフラワーにも使われます。観賞用イネの品種として、「祝い紫」、「祝い茜(あかね)」、「西海観(さいかいかん)246号」などが育成されています。秋田県の旭小学校5年生は、「祝い紫」を使って、秋田わか杉国体のマスコット「スギッチ」の田んぼアートを作製しました。

お米の赤や黒はぬかの色素

ところで、皆さんは毎日食べている白米の他に、「赤米(あかまい)」や「紫黒米(しこくまい)」と呼ばれる赤や黒い色の米があるのを知っていますか? これらの米は、ぬかの部分にタンニンやアントシアニンという色素を含んでいるため、玄米が赤や黒に着色しています。白米に少量の赤米や紫黒米を混ぜて炊くと赤飯ができます。赤米で作る赤飯は小豆を入れて作る現在の赤飯のルーツと考えられています。赤米は明治時代まで日本各地で栽培されていましたが、栽培しにくかったため、ほとんど作られなくなっていました。

農林水産省は、赤米や紫黒米について品種改良を行い、「ベニロマン」、「夕やけもち」、「朝紫」等の栽培しやすい新品種を育成しました。これらの新品種は、お菓子や赤酒など色素を利用したさまざまな加工品に利用されています。皆さんも観賞用イネや赤米、紫黒米で作った商品が身近にないか是非探してみてください。

 

(文:農林水産技術会議事務局 研究専門官 佐藤 宏之、
絵:筒井 博子)
全国農業新聞2009年9月25日に掲載されたものを再編集

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