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最大産地北海道の新しいお米おいしいお米の品種といえば「コシヒカリ」、「ひとめぼれ」、「あきたこまち」が有名ですが、最近「ほしのゆめ」、「ななつぼし」、「おぼろづき」など、我が国最大の米産地、北海道で作られた新しい品種が安くておいしいと人気を集めています。 おいしい米の品種開発に挑む一般に、ご飯はお米のデンプンに含まれるアミロースの割合(含有率)が低いほど、粘りがあっておいしくなります。北海道では、本州以南の都府県に比べて、お米が実る時期の気温が低いため、アミロース含有率が高くなります。30年前までは、「北海道の米はおいしくない」と言われていましたが、北海道立農業試験場や北海道農業研究センターでは、おいしいお米を作るためにアミロース含有率が低い品種の開発に積極的に取り組んできました。 低アミロースの良食味品種具体的には、オートアナライザーという分析機械を利用してアミロース含有率が低い材料を選んでゆく地道な努力を続けた結果、良食味品種「きらら397」、「ほしのゆめ」、「ななつぼし」を育成することに成功しました。これらの品種は、現在、北海道の水稲作付面積のベスト3になっています。また、突然変異の技術によって作られた「低アミロース米」を品種改良の材料に用いて、「おぼろづき」や「ゆめぴりか」といった炊飯米の粘りが強い新しいタイプの良食味米を育成し、普及にも力を入れています。 皆さんも北海道産のお米を食べるときには、これらの品種の育成にかかわったブリーダー(育種家)達の30年間の努力を思い出してみてください。
(文:農林水産技術会議事務局 研究専門官 佐藤 宏之、 *全国農業新聞2009年10月30日に掲載されたものを再編集 |